貯蔵(2)(火薬庫について):火薬類取扱保安責任者の資格取得講座



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貯蔵(2)(火薬庫について)

火薬庫は規模・用途により、幾つかの種類に分類されています。火薬庫の種類が理解できれば、先の貯蔵区分のヒントが見えてくる場合もあります。ここでは火薬庫について触れてみます。

■一級火薬庫

貯蔵量最大の恒久的な火薬庫です。大量に貯蔵するため爆薬・火薬と雷管を同時に貯蔵すると、誤って雷管が着火した場合大量の爆薬が爆轟することになります。従って、火薬・爆薬庫と、主に雷管を貯蔵する火工品庫に分けます。

ただし火工品の中でも、着火しても爆薬を直接爆轟させることができない実包・空包やコンクリート破砕器、導火線は爆薬庫に入れても大丈夫です。また雷管が無ければ点火できない導爆線も同様です。一方、火工品の中でも信号焔管、信号火せん、煙火は用途が異なることと、使用目的からして特に着火しやすいと思われますので、火工品庫にも入れず別の煙火火薬庫などへ入れます。


■二級火薬庫

土木・建築用の仮設の火薬庫です。火薬・爆薬庫と火工品庫に分離する考え方は一級火薬庫と同様です。しかし土木用途で申請され許可されている訳ですので、建設用びょう打ち銃を除く、猟銃や小火器などに使用する実包・空包が貯蔵されるのは矛盾します。従って、これは爆薬庫・火工品庫ともに貯蔵できません。信号焔管、信号火せん、煙火も同様です。


■三級火薬庫

少量の火薬類を貯蔵する恒久的な火薬庫です。小規模な火薬店などで、爆薬庫と火工品庫を別棟で建設するのは負担でしょうから、間に隔壁を設ければ爆薬と雷管を同時に貯蔵できます。ただし火工品の中でも、やはり信号焔管、信号火せん、煙火は同じ棟には貯蔵できません。


■煙火火薬庫

信号焔管、信号火せん、煙火を貯蔵します。導火線は煙火などと同時に使用することがありますから、貯蔵も同時にしてよいことになっています。コンクリート破砕器も同時に貯蔵できますが、この理由はわかりません。


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