消費(2):火薬類取扱保安責任者の資格取得講座



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消費(2)

火薬類の消費場所には、火薬類取扱所と火工所を設けなければなりません。これは極力爆薬と、雷管を主とする火工品が出会わないようにするためです。

販売店などの火薬庫から取り出した火薬類は、火薬類取扱所へ運び込まれます。火薬類取扱所は1つの消費場所に1つと限られています。見張り人を常時配置しない場合は、鉄筋コンクリート造相当の構造とされていますので、ちょっとした火薬庫なみのものが要求されていることとなります。火薬類取扱所には定員を設け、特に必要のない人は立ち入らないようにします。休憩所や、まして喫煙所で代用したりすることはできません。

親ダイを作成する場合は、ここから必要量だけ爆薬と雷管を取り出して、火工所へ運び込みます。一方、増ダイに関しては、火薬類取扱所から直接消費場所へ運び込みます。こうすることで、消費場所以外で親ダイと増ダイが出会うことは防げます。

火工所は親ダイを作製するのに必要な分の火薬類が持ち込まれるだけですので、原則的に火薬類がその中に存置されることはないはずです。ですから、火工所は比較的簡易な造りのものが認められています。市販の火工所の中には組み立て式テント状のものもあります。ただし、この場合でも火工所の周囲は柵などを設け、警戒札を掲示することが義務付けられています。

1日の消費量が少量の場合は、火薬類取扱所で行う業務を火工所で代行することができます。火薬・爆薬で1日あたり25キログラム以下の消費量の場合が、これにあたります。

この場合、火工所に火薬類を存置できることになりますが、その場合は常時見張人を配置しなくてはなりません。また、火工所・火薬類取扱所ともに、存置できる火薬類の量は、1日の消費見込量以下でなくてはなりません。


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