譲渡と譲受:火薬類取扱保安責任者の資格取得講座



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譲渡と譲受

譲渡と譲受は、普通に言うと火薬類を売ったり買ったりすることです。施行規則の第五章で規定されています。ただし火薬類取扱保安責任者の資格試験では法第十七条の条文からの出題も多いので、そちらも配慮してください。

まず前提として、火薬類を譲り渡したり、譲り受ける場合には都道府県知事の許可を受けなければなりません。ただし許可が必要ない例外がいくつか有って、それをたどってゆくと、結果的に通常業務での譲渡・譲受には許可が必要ないということになります。何か普段と違うことをするときには許可を得ましょうということです。


まず例外の第一は許可を得ている製造業者が原料として買ったり製品を売る時には、改めて譲渡・譲受の許可は必要ありません。販売店が仕入れたり、お客に売ったりする時も同様です。ただし、自分で消費する場合には許可が必要となります。

また、火薬類の輸入は特別な取り決めがあって、それはそれで許可が必要なのですが、その許可を得ている人が譲り受ける場合も、改めて許可は必要ありません。

さらに、仕事で火薬類を消費する際には、当然消費の許可を得なくてはならないのですが、その場合も改めて譲受の許可を受ける必要はありません。ただし通常、消費と譲受はセットで許可申請をしますから、結果的に消費者は火薬類譲受許可証を持って販売店に火薬類を買いに行くことになります。


その譲渡や譲受の許可は、一年を上限に都道府県知事が定める期間とされています。許可証の記載事項(住所・氏名・保管場所など)に変更があった場合は、すぐに都道府県知事に記載事項変更届けを提出しなければなりません。ただし変更内容が消費に関わること(目的・火薬類の種類・数量・消費場所など)に及ぶ場合は、消費の許可を改めて申請することとなります。

許可証を盗まれたり紛失した場合、あるいは汚損した場合は、放置すると他人に使用されたりして犯罪につながる可能性があります。ですから速やかに都道府県知事に届け出て再交付を受ける必要があります。特に汚損の場合には、汚した許可証を添えて再交付の申請をすることになります。


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