廃棄:火薬類取扱保安責任者の資格取得講座



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廃棄

ここまでは火薬類取扱保安責任者の資格取得に必要な知識について記述してきました。その中で、特に書き切れなかった火薬類の廃棄に関する法令と技術基準について、簡単に触れておきます。

まず貯蔵中に安定度試験を行い不合格となった火薬類や、譲り受けて消費しきれなかった残火薬類は、そのまま所持しつづけてはいけません。そこで取る一つの処理方法が廃棄です。廃棄については施行規則の第十章で規定されています。

火薬類を廃棄する際には廃棄地の都道府県知事に火薬類廃棄許可申請を行い、許可を得なくてはいけません。

許可を受けた後、火薬・爆薬は少量ずつ爆発あるいは燃焼させて廃棄します。ただし、ANFOや含水爆薬、黒色火薬のような硝酸塩を主たる原料とする火薬・爆薬は、完全に水溶液にした後、多量の水中に流したり、土中に埋めることが認められています。少なくとも、爆発しないという観点からは、これは全く安全な処置です。ダイナマイトや無煙火薬のように硝酸エステル系のものは、この処置は認められません。

雷管は燃焼による廃棄はできません。不発のまま四散すると危険ですので、小孔を掘って入れ、雷管などで爆発させます。

爆発・燃焼による廃棄を行う際は、廃棄する全量が爆発しても、他に危害を及ぼさない広く安全な場所で行います。その際、赤旗を掲げて見張人を置き、交通を遮断することが定められています。また爆発・燃焼を行う際は、風の無い日を選び、一気に燃焼が進まないよう、風下側から点火するようにします。


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