爆薬(1):火薬類取扱保安責任者の資格取得講座



>>火薬取扱者試験の参考書テキストや過去問、問題集、
試験対策本などをお探しの方はこちら


爆薬(1)

火薬類取締法で具体名を挙げられている爆薬は、火薬に比べて大変数が多いです。一部を挙げてみると、雷こう、アジ化鉛、硝安爆薬、ダイナマイトなどです。これを混合爆薬、化合爆薬で分類すると雷こう・アジ化鉛は化合爆薬で、硝安爆薬・ダイナマイトは混合爆薬となります。

火薬類取扱保安責任者の資格を取得するのは、爆薬を取り扱う必要のためという人が多いのではないでしょうか。

爆薬の反応速度は音速を超えるため、その反応は爆轟と呼ばれます。航空機に詳しい人は衝撃波という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。航空機が超音速で飛行する際に発生する、非常にエネルギーの大きな波のことです。爆薬も、その爆轟時に反応速度が音速を超えるため衝撃波が発生します。この衝撃波が爆薬の破壊効果をもたらします。

爆薬の中には、わずかな熱や衝撃で爆轟するものと、他の爆薬が爆轟した際の衝撃波など、かなりのエネルギーを受けないと爆轟しないものがあります。

前者の代表例はDDNPとアジ化鉛です。普通に考えれば分かりますが、これらを大量に持ち歩くのは危なっかしくていけません。ですから実際に岩盤掘削などの爆破の用途に用いられるのは、後者の安定した、なかなか爆轟に至らない方の爆薬です。

通常、DDNPやアジ化鉛は取り扱い易いように少量ずつ金属管内に梱包されて、その他の爆薬の点火のためだけに使用されます。これらの爆薬を一次爆薬(起爆薬)といいます。特にアジ化鉛はDDNPなどその他の起爆薬に比較して発火温度が高いため、耐熱性を要する際の起爆薬として使用されます。

また、取り扱い易く起爆薬を金属管内に梱包・加工したものを雷管と呼んでいます。


火薬類取扱保安責任者の資格を取ってみませんか?

爆薬(1):関連記事

発破の知識
一般火薬学に関する内容の最後として、発破に関する知識、特にダイナマイトと電気雷管を想定した発破に関...

その他の性能試験
火薬類の性能試験には、これまで述べてきたものの他に爆速試験と安全度試験があります。 爆速試験にはド...

破壊効果(爆薬は破壊王)
爆薬では、爆轟により衝撃波が発生します。この衝撃波により、爆薬に接する物体を著しく変形・破壊する作...

仕事効果(火薬の仕事は砲丸投げ)
火薬類が爆発すると多量のガスが発生し、急激に体積が膨張します。これが仕事効果です。火薬類に関する限...

感度試験(ダメ!いっちゃう)
何にせよ相性ってものが大事ですよね。一人で勝手に気持ちよくなられても迷惑ですし、かといって鈍すぎる...

安定度試験(火薬類の賞味期限)
ここからは性能試験について触れてゆきます。消費だけを行う事業者の火薬類取扱保安責任者にとって、性能...

火工品(4)
ここでは火薬類取扱保安責任者の資格試験に出題される頻度の高い、その他の火工品について触れます。試験...

火工品(3)
ここでは火工品の中でも、特に弾薬に限って触れてみます。 弾薬を扱うのは自衛隊・警察関係者など非常に...

火工品(2)
ここでは爆薬を起爆するのに用いる火工品―雷管・導火線・導爆線について触れてゆきます。 雷管とは少量...

火工品(1)
火薬や爆薬を加工して、特定の目的に使用するようにしたものが、火工品です。 例えば花火は法律では「が...

爆薬(2)
ここでは爆破時によく用いられる爆薬を幾つか取り上げます。 起爆薬と区別するため、特に爆破薬と呼びま...

火薬
火薬類取扱保安責任者の資格試験の中で、火薬についての出題は、爆薬や火工品に比較して少ないように思い...

火薬類って何?
今更ながらですが、火薬類取扱保安責任者が取り扱う火薬類って何でしょうか?火薬類と火薬は同じものなの...

一般火薬学とは
火薬類取扱保安責任者の資格取得には、経済産業省指定の全国火薬類保安協会が実施する資格試験に合格しな...