感度試験(ダメ!いっちゃう):火薬類取扱保安責任者の資格取得講座



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感度試験(ダメ!いっちゃう)

何にせよ相性ってものが大事ですよね。一人で勝手に気持ちよくなられても迷惑ですし、かといって鈍すぎるのもねぇ。何の話かって?勿論、火薬類の話です(笑

火薬類の感度は用途の判断基準になるとともに保安上の留意点にもなるので、とても重要です。にも関わらず、実は感度とは何なのかは、あまり明らかになっていません。それは爆発に至らしめる要因が、衝撃・摩擦・熱など色々あって、それぞれに対する感度が火薬類の種類によって異なるからです。よく感じる性感帯が人それぞれ違うのと少し似てますね。

その話はさておき、火薬類取扱保安責任者の資格試験の過去問を見ると、試験名称と目的が問われる出題が多いようです。ここでは頻度の高いものについて簡単に触れておきます。

■落つい感度試験

打撃による衝撃に対する感度を測定します。試料に5キログラムのおもりを落とし、6回のうち1回爆発すると推定される落下高さで感度を決めます。


■殉爆試験

殉爆に対する感度を測定します。乾いた砂の上に同一種類の爆薬を2本並べ、一方を雷管で起爆して他方が殉爆するまでの距離で感度を決めます。


■摩擦感度試験

摩擦に対する発火の難易を測定します。磁器製の板の上においた試料を、荷重をかけたなめらかな磁器製の棒で一往復摩擦します。6回のうち1回爆発すると推定される荷重で感度を決めます。


■熱感度試験

発火点試験と着火性試験があります。 発火点試験では、試料を加熱した電気炉や油槽の中に入れ、発火した時の温度で感度を決めます。 着火性試験では、試料に導火線やガスライター、バーナーなどで火炎を近づけ、着火するかどうか調べます。

発火点の高低と着火性は必ずしも一致しません。例えば黒色火薬の発火点は300度以上と比較的高いのですが、着火性は非常に良いです。


火薬類を取り扱う際には、これらの感度も考慮して貯蔵計画や消費計画をたてましょう。高温になることが予測される場所では発火点の低いものを使用するべきでしょうし、落つい感度の高い火薬類を使用するなら撃針による刺突での起爆も期待できると思います。


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