火薬:火薬類取扱保安責任者の資格取得講座



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火薬

火薬類取扱保安責任者の資格試験の中で、火薬についての出題は、爆薬や火工品に比較して少ないように思います。これは、火薬類取締法が元来ダイナマイトと工業雷管を用いる鉱山掘削を主に対象として制定されたことに由来するのでしょうか。

火薬類取締法で具体名が挙げられている火薬は、黒色火薬無煙火薬です。黒色火薬は硝酸塩(具体的には硝酸カリウム)を主とする混合火薬で、無煙火薬は硝酸エステル(具体的にはニトロセルロースとニトログリセリン)を主とする混合火薬です。

混合火薬か化合火薬類かを問われる問題は、しばしば出題されています。有機化学に詳しい人は、化合火薬類の名前と性質・特徴を一度調べてみるのも良いでしょう。化合物名(純物質名)で称されているものは化合火薬類で、そうでないものは混合火薬か混合爆薬と覚えておけば、そうは違わないと思います。

火薬は主に銃砲の発射薬や、ロケットの推進薬として用いられます。このように火薬と爆薬は法令上の定義だけでなく、主たる用途でも分類されています。火薬が推進薬として使用されるのは破壊効果が見込めないからです。逆に言うと破壊効果の強い爆薬では、運ぼうとするものを壊してしまうため推進薬として不向きということです。

この破壊効果のあるなしは、爆速すなわち反応速度で決まります。火薬の爆速は音速以下で、その反応は爆燃と呼ばれています。

このように火薬と爆薬は反応速度によっても分類されているのです。


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