採石場
火薬類取扱保安責任者の資格取得者が消費に関わる場合には、かなりバラエティーが広がります。
「消費」とは、おそらく法律用語だと思います。要するに火薬類を使用して発破などを行うことです。狩猟などで銃砲の発砲を行う場合も火薬類の消費にあたりますが、大抵の場合は消費薬量が少量のため、取扱保安責任者の選任は必要ありません。
火薬類保安責任者の選任が必要な程度の薬量を消費するものとしては、採石場や鉱山で露天掘りを行う際の明り発破が思いつきます。一般に発破には明り発破と坑内発破があり、明り発破とは地上で行う発破のことです。坑内で照明をつけて実施する発破ではありません。
新鮮な岩盤は硬質なため、ユンボやブルなどの建設重機で掘削することは不可能です。そこで、爆薬の破壊効果を利用して、重機などで扱える岩塊へと砕いてゆきます。
明り発破の代表例は、ベンチカットです。その名前の通り、岩盤をベンチ(腰掛)状に成型しておき、いすの背もたれの後ろの部分を列状にドリルで孔を開け、その中に爆薬を仕掛けます。そして、発破を行って背もたれ部を前に倒すような形で岩塊を採取します。
地質や爆薬の種類にもよりますが、岩盤を発破して1立方メートルの穴を開けるのに、数百グラムの爆薬が必要とされます。火薬類取締法によると、1ヶ月に25キログラム以上の爆薬を消費する場合、取扱保安責任者、取扱副保安責任者および取扱保安責任者の代理者を選任しなくてはなりません。また、月に1トン以上の消費を行う際には、乙種火薬類取扱保安責任者ではなく、甲種取扱保安責任者の資格が必要となります。
カテゴリー:資格取得者が携わる職業
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全国火薬類保安協会(全火協)においては、各種講習がありますが、その中には資格取得に向けた養成講習もあります。
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