建設現場:火薬類取扱保安責任者の資格取得講座



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建設現場

建設現場で火薬類が消費される場面は多岐にわたります。国内での事例は少ないのですが、海外では構造物の解体にも火薬類が使用されます。また、ロックフィルダムなどのダム建設が盛んだった頃は、原石の切り出しに爆薬は必須でした。

最近でもトンネルの掘削は爆薬が使用されています。トンネル掘削は坑内発破の代表例です。明り発破に比較して坑内発破では、自由面の数と後ガスについて特に注意しなくてはなりません。

岩石と外界(通常は空気)との境界面を自由面といいます。平らな地表面で発破を行う場合は1自由面発破となりますが、先述のベンチカットの例では背もたれの部分も自由面としての効果が認められますので、2自由面発破となります。一般に自由面の数が多いほど、少量の爆薬で大きな破壊効果が見込めるようになります。

トンネルの切羽は1自由面ですが、1自由面発破ばかりだと効率がよくありません。そこで芯抜き発破を行って自由面を増やし、爆薬の量を減らすよう工夫が必要となります。この自由面を効率良く、かつ安全に増やすためトンネル掘削では適切な発破孔配列の設計が重要な作業となります。

一方、爆薬の中には炭素成分や窒素成分が含まれます。爆薬の種類にもよりますが、酸素の少ない坑内で発破を行うと、酸素不足より一酸化炭素や窒素酸化物が発生する場合があります。これが後ガスで、有害なため衛生上問題となります。そこで、後ガスの発生しにくい爆薬を選定する必要があります。

火薬類取扱保安責任者の資格取得にあたっては、このような効率上・衛生上の知識も身に付けておく必要があります。さらに取扱保安責任者に選任された場合は、作業の経済性と作業員の安全をはかるため、それらの知識を実務に活用しなくてはなりません。


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